新入生の皆さんへ
歓迎の言葉
新入生の皆さん、保護者の皆さん、本日はご入学、誠におめでとうございます。
皆さんのご入学を在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
さて、新しいスタートを迎えるこの良き日、入学を楽しみにしていた人も入れば、不安を抱いている人もいるのではないでしょうか。当時の私もそうでした。私は南予出身のため新居浜とは離れた場所から来ました。十全看護専門学校は、近隣に母体病院があるため手厚く指導して頂けると、父親の希望を聞き、患者さんと接する機会も他の学校と比べて多いのではないかと思いこの学校を選びました。新しい生活・新しいクラスメイト・知り合いも友達もいない中、私は三年間もやっていけるのだろうかと、不安が大きかったです。あれから二年が経ち、授業や実習を通して、ここ十全看護専門学校は、笑顔いっぱいの団結力のある学校だと思います。上級生として、皆さんを迎える今日の日を私たちは楽しみにしていました。
さて、皆さん、看護学校は、職業教育をする専修学校ですから、学習の仕方も、高校とは違うことをご存じでしょうか。学内での勉強だけでなく、実際に病院や保健所・保健センター、訪問看護ステーションや、地域の福祉施設へ行って実習をする臨地実習があります。病院は、患者さんがいて、実際に治療や看護が行われている医療現場であり、他の実習施設も、学びの場所であると同時に、利用者さんの生活の場であることを忘れてはなりません。臨地実習では、患者さんや利用者さんと直接接し、そこで気づいたこと・変化したこと等の様々な情報から、対象となる人に何が必要なのか考えます。初めて看護を学ぶ私達学生にとって、何より大切なことは、コミュニケーションを通して、看護の対象となる人と信頼関係を結ぶこと、それが看護の最も基礎的な力であり、臨地実習で学ぶべき最初の課題だと思います。
しかし、この二年間、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、臨地実習は、まともに行うことが出来ていません。中止や延期になったり、リモートでの実習になったり、幸い実習場所に行けても、看護師さんの後をついていくだけのシャドー実習になり、本来できるはずの事ができない状態が続きました。また、患者さんとの会話や訪室時間も三十分までと制限されて、短い時間の中で何を観察するのか考え、訪室以外はカルテから情報をとっていました。それでも、ここ十全看護専門学校には、母体病院があるため、先生方や臨床の方々の協力のもと、他の学校と比べると、はるかに多くの実習が出来ています。本当に感謝しています。私達学生も、感染対策を徹底し、必要最低限の外出や行動制限を守り、万全な状態で実習に臨んできました。自粛生活ばかりで気分転換も出来ず憂鬱になったこともあります。乗り越えてこられたのは、一緒にいた仲間のおかげだと私は思います。皆さんも、看護学校の生活に慣れないことも多いと思いますが、もし立ち止まったり、困難にぶつかった時は、クラスメイトや先輩、そして先生方を頼りにしてください。一つ一つ一緒に解決する道を探していきましょう。
さて、これから学校生活を始める皆さんに、お勧めしたいことを二つ言います。
一つ目は、一年の時からしっかり勉強することです。看護師になるための学習は、疾患・技術の勉強だけでなく、一般的な教養はもちろん、積極性や強い意思を築き上げていくために必要な内容ばかりです。時には実習や技術試験を平行して、レポートや課題、筆記試験に取り組まなければならないなど、心身ともに疲れることも多いです。しかし、これは自分が現場に立った時には必ず役に立ちます。だから、新入生の皆さん、諦めずに勉強を続けてください。学校で培ったことは決して無駄にはなりません。
信じて前向きに取り組んでください。
そして二つ目は、何事にも積極的にチャレンジすることです。看護学校では、グループでの活動がとても多いです。そのためリーダーなどの役割を担う場面が多くあります。最初から無理だと思わずにチャンスだと思ってやってみて下さい。そして、授業や実習で分からないこと、知りたいことがあれば、自分から手を挙げて聞いてみてください。臨床の方々や先生方は、丁寧に教えてくださいます。学校生活は三年間しかありません。あの時にしておけば良かったのにという後悔がないように、たくさんの事に挑戦して、出来ることを増やして欲しいです。
皆さんのご入学を在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
さて、新しいスタートを迎えるこの良き日、入学を楽しみにしていた人も入れば、不安を抱いている人もいるのではないでしょうか。当時の私もそうでした。私は南予出身のため新居浜とは離れた場所から来ました。十全看護専門学校は、近隣に母体病院があるため手厚く指導して頂けると、父親の希望を聞き、患者さんと接する機会も他の学校と比べて多いのではないかと思いこの学校を選びました。新しい生活・新しいクラスメイト・知り合いも友達もいない中、私は三年間もやっていけるのだろうかと、不安が大きかったです。あれから二年が経ち、授業や実習を通して、ここ十全看護専門学校は、笑顔いっぱいの団結力のある学校だと思います。上級生として、皆さんを迎える今日の日を私たちは楽しみにしていました。
さて、皆さん、看護学校は、職業教育をする専修学校ですから、学習の仕方も、高校とは違うことをご存じでしょうか。学内での勉強だけでなく、実際に病院や保健所・保健センター、訪問看護ステーションや、地域の福祉施設へ行って実習をする臨地実習があります。病院は、患者さんがいて、実際に治療や看護が行われている医療現場であり、他の実習施設も、学びの場所であると同時に、利用者さんの生活の場であることを忘れてはなりません。臨地実習では、患者さんや利用者さんと直接接し、そこで気づいたこと・変化したこと等の様々な情報から、対象となる人に何が必要なのか考えます。初めて看護を学ぶ私達学生にとって、何より大切なことは、コミュニケーションを通して、看護の対象となる人と信頼関係を結ぶこと、それが看護の最も基礎的な力であり、臨地実習で学ぶべき最初の課題だと思います。
しかし、この二年間、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、臨地実習は、まともに行うことが出来ていません。中止や延期になったり、リモートでの実習になったり、幸い実習場所に行けても、看護師さんの後をついていくだけのシャドー実習になり、本来できるはずの事ができない状態が続きました。また、患者さんとの会話や訪室時間も三十分までと制限されて、短い時間の中で何を観察するのか考え、訪室以外はカルテから情報をとっていました。それでも、ここ十全看護専門学校には、母体病院があるため、先生方や臨床の方々の協力のもと、他の学校と比べると、はるかに多くの実習が出来ています。本当に感謝しています。私達学生も、感染対策を徹底し、必要最低限の外出や行動制限を守り、万全な状態で実習に臨んできました。自粛生活ばかりで気分転換も出来ず憂鬱になったこともあります。乗り越えてこられたのは、一緒にいた仲間のおかげだと私は思います。皆さんも、看護学校の生活に慣れないことも多いと思いますが、もし立ち止まったり、困難にぶつかった時は、クラスメイトや先輩、そして先生方を頼りにしてください。一つ一つ一緒に解決する道を探していきましょう。
さて、これから学校生活を始める皆さんに、お勧めしたいことを二つ言います。
一つ目は、一年の時からしっかり勉強することです。看護師になるための学習は、疾患・技術の勉強だけでなく、一般的な教養はもちろん、積極性や強い意思を築き上げていくために必要な内容ばかりです。時には実習や技術試験を平行して、レポートや課題、筆記試験に取り組まなければならないなど、心身ともに疲れることも多いです。しかし、これは自分が現場に立った時には必ず役に立ちます。だから、新入生の皆さん、諦めずに勉強を続けてください。学校で培ったことは決して無駄にはなりません。
信じて前向きに取り組んでください。
そして二つ目は、何事にも積極的にチャレンジすることです。看護学校では、グループでの活動がとても多いです。そのためリーダーなどの役割を担う場面が多くあります。最初から無理だと思わずにチャンスだと思ってやってみて下さい。そして、授業や実習で分からないこと、知りたいことがあれば、自分から手を挙げて聞いてみてください。臨床の方々や先生方は、丁寧に教えてくださいます。学校生活は三年間しかありません。あの時にしておけば良かったのにという後悔がないように、たくさんの事に挑戦して、出来ることを増やして欲しいです。
最後に、毎日の報道で耳にされるように、コロナの感染は、現時点も続いていて、実習が制限なくできるのは、まだまだ先のようですが、この十全看護専門学校が、もっと明るく団結力のある素晴らしい学校になるように、一人一人が、自分の目指す理想の看護師になれるように、私たちと力を合わせて頑張って行きましょう。
以上、在校生を代表して、お祝いの言葉とさせていただきます。
以上、在校生を代表して、お祝いの言葉とさせていただきます。
令和4年4月6日
36期生 山本夏実